■ 冷却棟管理コスト 85%削減

エルセの水冷式クーリングタワーへの導入事例では、これまでの薬剤や電気伝導度による濃縮管理のコストを大幅
削減し、薬剤削減、大幅節水.電力効率向上させています.

   クーリングタワーエルセ設置後検証資料【PDF/396KB】
   超低温冷蔵庫エルセSCT設置検証資料【PDF/4.4MB】

   赤サビ対策 検証資料1(国立大学医学部内)【PDF/405KB】
   赤サビ対策 検証資料2(エルセ3年後検証)【PDF/1.2MB】
   赤サビ対策 検証資料3(電気温水器検証)【PDF/632KB】

 ■ スケール付着防止としての 「エルセ」

◎ 何故「エルセ」で、薬剤・ブローが」削減できるのか
  従来の管理法上では、冷却水は循環して熱交換をすることにより水中に含まれるミネラル成分が濃縮し、それが
  スケールとなって配管に付着していました.
  そのため一定量のブロー(排水)をして、濃縮を抑制(希釈)したり、薬品を使用することで濃縮倍率を高めて
  節水しながら水中のミネラル成分濃度を調整(希釈)しながらスケールの付着をしにくくしていました.
  しかしエルセを使用した管理方法では、エルセで冷却水を処理すると水がプラスに帯電します.
  すると、大気中の炭酸ガス(CO2)の吸収が促進され、冷却水中のスケール成分を炭酸塩等の化合物にして沈降・
  堆積させると同時に配管に付着したスケールを剥離する作用が得られますので、例え電気伝導率が上昇しても配管に
  付着しません.

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  冷却用循環水を「エルセ」で処理することで、多くの CO2 を大気中から吸収し、水中に溶存している Ca、Si、Mg
  等と結合させ、CaCO3 、MgCO3 、SiCO2 等の化合物(スケール)形成を促進します.
  その結晶の周りにカチオン(陽イオン)被膜が形成された状態でコロイド状の物質となり、水中を浮遊して
  漂います.
  同一電荷を持つコロイド状の結合体であるため、更に結合して大きな結晶となることはなく、配管内万や熱交換器
  電熱面に付着することもありません.
  この結合体は侍従によって徐々に沈殿し、流速の遅いクーリングタワーの下部パンに堆積します.
  結晶粒子の表面に形成されたカチオン被膜により、堆積した結晶同士の結合によるスケールは成長しません.
  このために、ブロー水は大幅な削減となり、沈降して堆積した堆積物は定期的な清掃でクーリングタワー外に排出
  しまが、これは薬品を含まないために雨水として排水処理できます.

◎ エルセによる改善点・効果
  水使用量の削減 : 濃縮倍率(希釈)管理のブロー水の大幅削減及び排出 Co2量の削減
  機器の保全 : スケール付着防止による熱交換器、配管ラインの延命とトラブル防止
  薬剤使用量の削減 : 環境負荷の軽減
  電気使用量の削減 : 熱交換効率の向上に伴う排出 Co2量の削減