人工透析用モジュールのRO膜延命に活用されて 14年 100件以上
エンドトキシン濃度の極小化、RO膜の延命に貢献.
医療関連への広がりに向け研究は続きます.


 ■ エルセ活水器の 透析 RO モジュールへの影響

◎ 「腎と透析 Vol59別冊」 HDF 療法'05  より 抜粋・編集

【目的】
  特殊セラミックス粒による界面動電処理システムを原理としたエルセ活水器が、RO 真装置のモジュール寿命を
  延長させうるかどうか検討

【方法】
  2002年9月24日、3年間使用した RO 装置に、エルセ活水器を設置.
  RO ポンプ圧力、透過水流量、排水流量、軟水・RO 透過水・排水の各温度、伝導度、エンドトキシン(ET)に
  ついて、エルセ設置前3ヶ月間と設置後27ヶ月間測定を継続し、比較・評価した.

【結果】
  2002年7月から2004年2月までは RO 水の回収率を約67%に維持し、2004年3月から回収率を70%に、
   8月には試みに80%まで上げてみた.
  RO ポンプ圧力は全期間を通じほぼ安定した値を示していた.
  ………(後略)

【考察】
  エルセ設置後に、排水伝導度の積とRO 水伝導度の積の和が 軟水伝導度の積を上回ったことは、エルセ水が
  ROモジュールに堆積していたスケールや微粒子を剥離している結果と推測することができる.
   ………(中略)
  エルセ活水器の設置によりモジュール寿命が延長する可能性が期待される.
  エルセ活水器は透析液の正常化と経費の低減化に有効であろうと思われる.
     透析用ROモジュールへの影響(2年間の経過)【PDF/1.18MB】