■ 銀銅イオン による 殺菌 殺藻 システムの高い安全性と信頼性で澄んだ水にします

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  銀銅イオン 発生装置は「お風呂(露天風呂/内風呂)、プール、水景施設の池、テーマパークの施設」等の
  水の中に銀銅イオンを一定量発生させ、イオン濃度を自在にコントロールすることにより、安全に且つ、
  きわめて効率的に殺菌 殺藻をして、澄んだきれいな水にします.
  塩素注入装置は設備機器等を劣化させやすく、不快な塩素臭を発生し、薬品の扱いも危険を伴います.
  又、紫外線照射装置、オゾン発生装置は処理した水はきれいになりますが、その水が出て池やモニュメント
  などに付着した藻に対しては無力です.
  しかし、銀 銅イオンを水中に発生させることにより、水そのものに残留効果を持たせ長時間の殺菌 殺藻
  効果を発揮させます.
  更に、頻繁な薬品補充や薬品のストックが不要なために非常にメンテナンスが楽になります.

 ■ 銀イオン 銅イオン による 殺菌・殺藻原理(オリゴナミー アクション)

昔から銅や銀等の重金属には殺菌 殺藻 作用のあることが知られ、1893年スイスのカールフォンノーゲル博士の
研究により、オリゴナミーアクションとして呼ばれるようになりました.
銅や銀はタンパク沈殿剤として知られており、その働きで細菌や藻の活動力を奪うものと考えられています.
この作用の実体は、重金属が -SH 酵素の H を下式のように置換するためとされています.

R-SH + Ag+ = R-SAg + H+

この重金属の -SH の不可逆的生成が細菌や藻の呼吸を阻害します.
又、人や動物、昆虫などにより水の中に持ち込まれた細菌や、空中から飛来したり、雨などで流入した藻の増殖を
押さえます.
プラスに帯電した金属イオンはマイナスイオンに帯電した水中の細菌や藻に吸着して、蛋白質の構造を変えて細胞膜を
破壊し、増殖機能を阻止、死滅させます.


 ■ 銀イオン 銅イオン による 金属の殺菌力 (右に行く程 殺菌力大 < )

◎ この表は殺菌力のある金属の比較で、右に行くほど殺菌力が強くなります.
  銀・白金・金・銅は安全性のあるものです.
  銀:主として殺菌  銅:主として殺藻
  赤い字は有害な重金属です.

Cu Co Au Pt Hg Ag
コバルト 白金 水銀


 ■ 銅イオン(Copper:Cu ion)

◎ 銅:
  薬品や食器更に食品の成分として、人に必須の栄養素でもあります.

◎ 銅イオン:
  プールや水系施設などの藻の発生を予防して繁殖を押さえるために、清掃や保守作業が非常に楽になります.
  浄水場などで使用している硫酸銅より低い濃度でも殺藻効果が有り、スイミングプールや池・噴水等の水景施設
  アミューズメント施設等で安全に藻の予防ができます.

◎ 銅イオン濃度:
  飲料水の基準 1.0ppm 以下で使用し、1.0ppm 程度の銅イオン濃度では金属腐食の心配はありません.
  また、環境庁で定める環境汚濁防止法による銅の排水基準である 3.0ppm をクリアーするため、薬品などのように
  中和作業や排水等に気を使わなくてすみます.

 ■ 銀イオン(Silver:Ag ion)

◎ 銀:
  昔から殺菌作用のあることが知られ、手術器具や針灸、歯の治療材料や仁丹などに使われています.

◎ 銀イオン:
  プールに於いて 0.4ppm 程度の次亜塩素剤との併用により、厚生省では指定していない一般細菌等に対しても
  効果的に殺菌します.
  バクテリアやウイルスは、一定の次亜塩素濃度では銀の存在しているほうが次亜塩素剤のみの時よりも早く
  殺菌されます.
  これは銀を次亜塩素と共に使用した時、微量の銀が触媒効果を発揮するからです.

◎ 銀イオン濃度:
  水の消毒に用いられる重金属として知られる銀は0.1mg/l以下の低濃度でも十分効果があります.
  銀イオンは、レジオネラ菌に対して効果があります.

 ■ 銅 銀の安全性 飲料水に於ける銅 銀の水質基準 ( 1ppm=1mg/L)

銅濃度(ppm) 銀濃度(ppm)
弊社 0.2 ∼ 0.4 0.05以下
日本 1.0 無害・表記無し
WHO 1.0 無害・表記無し
(米国 EPA 0.05以下)

 ■ 銀銅 イオン による スイミングプールに付着した藻の剥離

剥離の経過は、エポックスポーツクラブ 日吉様の御協力を頂いています.
pool-befor pool-after pool-now
銅銀イオン設置以前 銅銀イオン設置1ヶ月後 現在
● 以前はプールのタイル目地に
付着した藻を取るのは、
インストラクターの方々が潜って
削り取っていました(左写真)が、
藻は取っても取っても直ぐに付
着していました.
● そんな時に銅・銀イオン発生装置を
ご紹介して設置・ご評価を頂いた
ところ、設置後凡そ1ヶ月で剥離して
しまいました(写真中央).
● これは、インストラクターの方が
潜って削り取ることなく、通常の循環
のみで人手をかけずに藻が剥離した
ものです.
その後は藻の付着もなく、透明度を
確保し、使用する次亜塩素の量も
減らすことが出来ました.

 ■ 銅イオン による 殺藻と予防の水路実験

この実験は、水道機工株式会社殿の御協力を頂いています.
予め全ての水槽に若干の藻を付着させ、循環させた結果の写真です.
waterway1 waterway2 waterway3
砂の入ったマス 何もないマス 石の入ったマス
● 左の水路:
銀・銅イオンの入った水路で藻が
していません.
この実験の後に左の水路の配管から銀・銅イオン発生装置を外して中央の水路の配管に取り付けたところ、
水は澄み、付着した藻がきれいに
剥離して左の水路のようになり
ました.
それでも、左の水路は残留している銅イオン濃度できれいな状態を維持することができました.
● 中央の水路:
砂の入ったマス、何もないマス、
石を敷いたマス共にアオコが発生
して水路自体にも藻が付着して
います.
砂の入ったマスでは循環水の吐出口が砂の下にありますので、
砂が動く部分は丸く藻が付着していません.
● 右の水路:
紫外線発生装置を使用しています.
紫外線を照射された水は銀・銅
イオンの水路の様に水は透明ですが、水路には藻が付着しています.
何もないマスでは付着した藻が水流でちぎれて剥離している部分も
見えます.

 ■ 銀 の 殺菌効果(米国 アリゾナ大学 の Data より)

銀は、下記の様なウイルス、バクテリアに対して殺菌効果のあることがアリゾナ大学の検査で確認されています。
(性質は「微生物のことば」:中谷林太郎、富山朔二 編著 より参照)

菌 名 性   質
ブドウ球菌 対塩性があり、化膿性炎症として膿皮症、中耳炎、肺炎、敗血症、心内膜炎、骨髄炎等の
他に食中毒の原因になる。
サルモネラ菌 チフス性疾患や急性胃腸炎を起こし、髄膜炎、関節炎なども引き起こす。
赤痢菌 細菌性赤痢を起こし水を介して感染する。大腸粘膜細胞内に侵入して化膿性炎症を
起こす。
クレブシュラ菌 気道、尿道などから感染し、敗血症を起こす。
レジオネラ菌 水中に存在し、空調機等の冷却水を介して気道感染し、肺炎を起こす。最近では循環
ろ過式の風呂などでも感染事故がある。
シュードモナス菌 水中に分布し、多くの菌種が消毒剤、紫外線、効菌剤に抵抗性を持ち、難治性感染症の
原因になりやすい。
ポリオウイルス 小児麻痺を起こす。経口的に感染して咽頭や腸管で増え、その後血中に出て中枢神経に
達し、主として脊髄前角の運動神経を破壊、四肢に麻痺を起こす。
ロタウイルス 乳幼児の下痢症(仮性コレラ、白痢)、学童の集団下痢症の主な原因ウイルスである。
ヘルペスウイルス 持続感染を起こしやすく、水痘、帯状包診ウイルスを含む。


 ■ ミラクリオン 製造終了のお知らせ

長年ご愛顧いただいてまいりました「ミラクリオン」シリーズは、2012年12月末日受注品を最後に製造を終了
致しました.
多くのお客様に長い間「ミラクリオン」ご指示をいただきまして、誠に有難う御座いました.
これまで培ってきた 銀 銅 イオン の技術は別の形で生かしてゆきます.

又、
弊社がこれまで培って参りました「銀・銅イオン殺菌・殺藻装置」の技術・ノウハウを御社オリジナル製品の
のために「カスタマイズ」する方法を、有償にてご提供いたします.
但し、コントローラに関しては部品メーカーが無くなりましたので、コントローラの考え方、ノウハウの
ご提供となります.


 ■ 参考資料・URL

「大腸菌」や「レジオネラ菌」等については、下記のホームページなども御参照下さい。

新・銅と衛生 銅については、
「社団法人日本銅センター(TEL:03-3836-8821 日本銅センター)」
で発行している左写真のパンフレット「新・銅と衛生 H16.4.1 」が参考になります.

水質や細菌のことについては、
「日本水道協会」 「東京都水道局」 「東京都健康安全研究センター」
等のホームページが参考になります。